Q. 創業の動機やエピソードを教えてください。2022年偶然見たテレビ番組内での三浦キャベツうに養殖特集を見たことがきっかけ。神奈川水産技術センターでキャベツを餌にして、うに養殖をしているという事に興味を持ち、番組終了後すぐに連絡、運よくキャベツうに養殖の研究者と話ができてアポを取り話を聞きに神奈川水産技術センターへ訪問しました。 今までの人生で、金魚さえも飼ったことがない私でも自宅にてうに養殖の実験ができると知り早速水槽器材一式を揃えましたが、いざ始めるにあたり、うにを何処で仕入れるのか分からず、再び研究者へ連絡した結果、逗子の漁師を紹介していただきファーストうにを購入しました。話題になっている磯焼けした海にいるうに達なので、可食部は空っぽでしたので、キャベツを与えた所、2か月後なんと身がパンパンのうにが完成しました。 しかし、試食してみたところ、新しい食材としてはいけるかもしれないと感じたものの、うに本来の味は全く無く、ダメじゃん・・・という結果でした。別の実験で、市販の昆布を3週間与えたところ、うに本来の味になりました。これは面白い!大量飼育をしたら売れるんでは、と思い様々な行動をとりました。 養殖する場所、協力してくれる漁協、うにを採ってくれる人を求め、半年間、週2日三浦半島の西側の全ての港へアタック。だが、どこへ行っても門前払いでした。それでも諦めず各漁協へ何度も訪問する中、葉山漁協だけが話を聞いていただき幹部の前でプレゼンテーションを機会を得て、葉山ブランドのうにを作りましょうと力強い言葉をいただき、前を進むことができ今に至ります。現在は葉山漁協協賛で葉山で海面養殖をおこなっています。Q. 失敗談はありますか。そして今ならどうしますか。始めるにあたり問題発生、漁協の許可はもらえても各漁師たちは全くの無視。毎日養殖場である真名瀬港へ行き、毎朝漁師たちに挨拶するも3か月間無視が続きました。やっと挨拶に反応してくれた週に、「餌は足りてるのか?」と声をかけていただき、ようやく漁師との扉が開きそこから一気に漁師達やダイバーたちの協力も得てスタート。 地元で採れた、ワカメや昆布を与え、いろいろ試行錯誤を繰り返し2024年8月にやっと試食会付きのお披露目会開催までこぎつけるもお披露目会の10日前に、養殖のうに達が全て放卵、全て中身が空っぽになるという経験をしました。そこから再度スタートさせ、2025年6月に無事お披露目会も開催でき販売スタートできました。Q. これから一歩を踏み出す方へメッセージをお願いします!やってみたいこと、興味があること、目標が定まらない人、まずは「やってみる」「調べてみる」「聞いてみる」色んなことに興味を持つことが必要であり、こうすればよいかもと思ったときに必ず、「こんなリスクが出てくるのでは?」とか「責任が出た場合どうするのか?」なんて考える前に行動してみる事ですね。行動すれば必ず結果はついてきます。Q. ご自身と事業の紹介をお願いします出身地 福井県 東京で45年間の音楽活動、62歳で横須賀に引っ越し企業 事業内容 うにの養殖、魚貝類の販売Q. 支援機関を利用して役立った点を教えてください!支援機関に数多く顔を出し、自分を知ってもらったことで、多くの人に出会うことができ、道を拓くことができました。大事なのはどれだけ自分のビジネスモデルにできるだけ沢山の応援、支援者、協力者、賛同者を集めるのかが大事だと思います。くぼたマリンファーム 窪田 千春さん